秋に注意すること
カイロプラクティックはアメリカ発祥の技術ですが、予防医学なので西洋医学とはまた違った考えかたです。ここでは、日本人に合った健康法をお伝えしていきます。
東洋医学では「収れんの秋」です。成長し栄えた夏の気を落ち着かせ静め、収めていく季節です。
体内で主役を演じるのは肺です。
肺は気というエネルギーと水分を全身に巡らせていますが、秋になるとその方向性を体の表面へ向かってでなく、体の奥深い腎の方向へ収めていこうとします。
この作業が、順調にいかないと肺に水分がたまることになり、咳が続いたり喘息の発作が出たりします。
また、肺の外竅(がいきょう/外部に通じる出口)である鼻からも水分を排出しようとして、鼻粘膜に負担がかかり、秋の空気の乾燥と相まってアレルギー性鼻炎が起こりやすくなります。
また、肺は大腸に直結しており、肺が弱れば痔も悪化します。