「ストレスなんて全然ない」に、心臓病の危険がある
アメリカのフリードマンという医者が、面白いことを発見しました。
心臓病の外来では、待合室の椅子がすぐに擦り切れる。
新しいものに取り替えても、またすぐに傷む。
何故だろうと観察していると、患者たちが待ち時間にじっとしていることができず、イライラした様子でしょっちゅう椅子から立ち上がったり座り直したりしていることがわかった。そのために傷みが激しかったのだ。
心臓に疾患を持つ患者には、ある特徴的な生活態度があることがわかった。
野心的、出世欲、競争心が旺盛、
多忙。いつも時間に追われている。
一度に、たくさんの抱え込む。
高い目標を掲げ、自らに厳しいノルマを課し、
それを達成するために意欲的に行動する。
落ち着きがなく、いつもイライラしている。
じっとしていない、動き回っている。
気が短くて、早口。
大げさな表現、挑戦的な言動が目立つ。
猜疑心が強く、警戒的。
神経質で、それを露骨に態度に出す。
人に対しては「負けず嫌い」で、自分の弱みを見られたくないという気持ちが強く、なかなか正直な自分になれない。
ストレスで辛いのに『ストレスなんて全然ない」と平静を装い、そのうちに自己暗示にかかりそう思い込む。
そのために慢性的に心臓に過重な負担がかかっているのに、そに自覚がない。
このような人の予防方法は、
疲れていなくても定期的に休み、休憩を取ることがおすすめ。
大工さんたちを見ていると、こまめに休憩をとっていることがわかる。
高い所に登って仕事をしているので、ストレスを貯めないように疲れないように、こまめに休憩をとっているのだろう。